S1500のスキャンでよく詰まるようになる
大分使い込んだ我が家のフラットベットスキャナs1500ですが、最近スキャンした原稿の排出がおかしく、よく詰まるようになってきました。
カバーを開けてみると、原稿排出口のローラーが黒くベトベト、溶けてます。
ここに原稿が貼り付いてしまいうまく排出されない模様です。
とりあえずローラーを剥がす
ベトベトになった接着剤のようなローラーを爪でひたすら剥がします。
(後でわかったことですが、ローラーの周りにはセンサーが多くあるようなので丁寧に剥がしましょう)
どうにかベタベタを剥がしたところで、軸だけになりました。
軸だけの状態ではスキャンできない
この状態でスキャンしてみましたが動くには動くのですが、原稿が1枚ごとに止まらず2枚3枚と流れてしまい、重なり検出で止まってしまいます。
1枚づつスキャンすればいいのでしょうが、これでは何のためのs1500かわかりません。
ローラーの代替品としてシリコンチューブを使う
本家PFU(メーカー)サイトではパーツの取り扱いなし。
個人で分解するなどのガイドもありましたが(数時間かかるそう)、そんな甲斐性はなし。
いろいろ調べてゆくと、分解しないでシリコンチューブを使った解決方法を解説している方のページが見つかりました!
http://composttec.blog.fc2.com/blog-entry-433.html
手順は簡単。
① シリコンチューブ 6mm×12mmを購入
②チューブを2.5cmくらいにカット
③チューブに切れ込みを入れる(ちくわの磯辺揚げのような)
④ローラーの軸にカットしたチューブを嵌める
以上です。
チューブの厚みが結構あるので、軸の隙間に入るかどうか不安だったのですが、差し込んでいるうちに入りました。
間に切り込みの隙間がありますが、問題なさそう。
カバーを開けた状態(ローラーが見える状態)でscanボタンを何度か押しているとローラーが少し動きます。何度か押すことでぐるっと回転。
スキャンも元通り!むしろ調子いい!
この状態で普段やっているレシートのスキャンをしてみます。
スルスル出てくる!
また延命措置に成功してしまいました。もうしばらくs1500で頑張りたいと思います。
上の紙送りローラー(フィードローラー)も同じ方法で交換できるようなので、怪しくなったら交換することにしましょう。