※追記_2019年5月21日：
最近のHUAWEI機ではOSレベル（EMUI）でAdoptive Storageが塞がれています。
他にもカスタムOSを使っている機種（ほとんどですが）も塞がれていることがあるようです。
こちらの記事もご参考まで。コマンドラインでのAndroid SDKのインストール方法もご案内しています。
最近のHUAWEI機ではAdoptable Storageができない（Mate20 Lite EMUI8.0）
Wi-Fiアクセスポイント化ができなくなったので初期化のついでに
前回Huawei Mate7を初期化した後、テザリングに使っていたWi-Fiアクセスポイントがなぜか急に繋がらなくなり、いくら調べても復旧の目処が立たないので、2度目の初期化をすることになりました。
ついでに前回断念していたSDカードの内部ストレージ化（Adoptive Storage）に挑戦してみました。
SDカードのストレージ化に際してやったこと
Android 6.0 Marshmallowから、SDカードを内部ストレージとして扱う（アプリのデフォルト保存先にできる）ようになりましたが、
設定 > 詳細設定 > メモリとストレージ > SDカード で設定できるはずが、さっぱり出てきません。
どうもよくよく調べてみると、機種によってはPCに接続してコマンドラインで設定してやる必要があるとのことです。
(1) PCで「adb（Android Device Bridge）」コマンドを使えるようにする
コマンドラインでAndroidの設定をするにあたり、Androidアプリの開発用のAndroid SDKを入れる必要があるのですが、
Minimal ADB And Fastbootなるツールを入れておけば、これを立ち上げるだけでadbが使えるようです。
(2) Androidの「開発者向けオプション」を有効→USBデバッグモードを有効にする
設定 > 端末情報からビルド番号を7回タップで開発者向けオプションがアンロックします。
その後、設定 > 開発者向けオプション > USBデバッグをオンに。
※USBデバッグモードがオンになっていると、一部のアプリが立ち上がらないこともあるので注意してください（特にFGO）。
(3) Minimal ADB and Fastbootを起動する
Minimal ADB and Fastbootからコマンドプロンプトを起動します。
adb devices
このコマンドで現在接続中の端末がわかります。
何も出てこなかったり、offlineだったり、unauthorizedだった場合は、
通知画面でUSBのモードが充電のみになっていないか、
adb kill-server
adb start-server
USBを抜き差し
設定 > 開発者向けオプション > USBデバッグ権限の取消
あたりを試してみましょう。
(4) SDカードを内部ストレージ化するコマンドを入力
デバイスが認識されていたら、コマンドプロンプトから下記のコマンドを入力します。
adb shell
sm list-disks
すると画面には
disk:０００：０００
と出ますのでこの数字を覚えておいて、
sm partition disk:000:000 private
（数字の部分は個々の環境で異なります）
sm partition disk:000:000 private mixed 50
と「mixed 00」を入れると00%分だけ外部ストレージとして使う設定になります。
これで設定 > 詳細設定 > メモリとストレージ で確認すればSDカードの内部ストレージ化ができているはず！なのですが、何回やっても途中でSDカードガアンマウントされてしまい、先に進めません。
もう1回やってみたら、アンマウントしてタイムアウトして端末の再起動がかかりました。
Error: java.lang.IllegalStateException: java.util.concurrent.TimeoutException: Thread Binder_F gave up waiting for partitionPrivate after 180000ms
なんとか内部ストレージ化できました！が・・・
端末の再起動がかかったあと、
adb shell
sm set-force-adoptable true
でAdaptable Storageを有効にしてみると・・・
なんだかよくわかりませんが一体化できました！
でも残りストレージが9GBってことはないと思うのですが・・・
再起動してみたら、10GBになったのは良いのですが、
そもそもSDカード合計128GBってどういうことなのでしょう？
しばらく使ってみたいと思います。また初期化する羽目になるかもしれませんが。
