Adwords Ediror(Google広告エディター)の統計結果の項目について

Adwords Editorのエクスポートデータがわかりづらい

Google広告(旧:Adwords)の広告出稿の統計データをエキスポートしてダウンロードできますが、これがそもそも項目が英語だらけで実にわかりづらい。

掲載結果の統計情報を書き出す – AdWords Editor ヘルプ

Adwords Editorの項目名対訳と説明

とりあえずAdwords広告の品質評価で重要と思われる項目の日本語対訳と説明を並べてみました。

Quality score(51列目・AY):品質スコア

品質スコアは各キーワードについて計算される動的な変数で、キーワードのクリック率と、広告テキストやリンク先ページとの関連性が反映されています。品質スコアの高いキーワードはユーザーとの関連性が高く、広告キャンペーンにとって効果的で単価も低くなる傾向があります。

AdWords Editor では、各キーワードの品質スコアは [キーワード] タブの [品質スコア] 列に表示されます。列に表示される 1 から 10 までの数字は、「低い」、「OK」、「高い」の段階で示される AdWords の標準の品質スコアを数値化したものです。品質スコアの数値の意味は次のとおりです。

  • 高い(8, 9, 10): キーワードの関連性が非常に高く、品質スコアを改善する必要はありません。
  • OK(5, 6, 7): キーワードの関連性は高いものの、品質スコアを改善するとさらに高い効果が得られます。
  • 低い(1, 2, 3, 4): ユーザーとキーワードの関連性はあまり高くなく、品質スコアを改善する必要があります。

AdWords Editor の品質スコア – AdWords Editor ヘルプ

Landing page experience(52列目・AZ):ランディングページの利便性

広告のリンク先ページとの親和性を示しているようです。

広告をクリックしたユーザーにとって、ウェブサイトのランディングページがどれくらい有益で関連性があるかを表す指標です。通常、この評価が高いランディングページでは情報が整理されており、ユーザーの検索語句に関連したコンテンツが掲載されています。

ランディングページの利便性のステータスは、広告をクリックしてウェブサイトにアクセスしたユーザーに、優れた利便性が提供されているかどうかを示します。このステータスを見れば、商品購入や登録申請といったコンバージョン獲得の妨げになっているランディングページを特定できます。ランディング ページはわかりやすく有用で、広告のキーワードにもユーザーの目的にも関連するものが望ましいでしょう。それらの要素は、ランディングページの利便性のステータスにも影響します。

ステータスは「平均より上(編注:Above average)」、「平均値(編注:Average)」、「平均より下(編注:Below average)」のいずれかで表示されます。

ステータスが「平均値」または「平均より上」の場合は、Google 広告全体のキーワードの平均と比較しても、そのキーワードのランディングページの利便性に大きな問題はありません。
ステータスが「平均より下」の場合は、ウェブサイトのランディングページの改善を検討してください。

ランディングページの利便性 – Google広告 ヘルプ

Expected CTR(Click Through Rate・53列目・BA):推定クリック率

広告掲載キーワードと広告文言との親和性を示しているようです。

特定のキーワードに対して表示された広告がクリックされる可能性を示すキーワードのステータスです。広告の掲載順位、広告表示オプション、広告がどの程度目を惹くかや表示される回数に影響を及ぼすその他の広告フォーマットとは関係なく決まります。

このステータスは、指定したキーワードが広告のクリックにつながるかどうかを予測します。広告の掲載順位をもとに、キーワードの過去の掲載結果を考慮に入れて判定されます。アカウントのキーワードについて表示される推定クリック率(CTR)は、検索語句がそのキーワードと完全一致するという前提に基づく推定値です。Google広告では、オークション時(ユーザーが入力した検索語句によって広告のいずれかが表示候補になったとき)に、検索語句、端末の種類、オークション時のその他の要因に基づいて、より正確な推定クリック率が算出されます。

表示されるステータスは、「平均より上(編注:Above average)」、「平均値(編注:Average)」、「平均より下(編注:Below average)」のいずれかです。

ステータスが「平均値」または「平均より上」である場合、Google 広告のその他すべてのキーワードと比較して、該当するキーワードの推定クリック率に大きな問題はありません。
ステータスが「平均より下」である場合は、主要キーワードとの関連性が高まるように広告文を変更することをおすすめします。
このステータスは、広告との関連性が低く十分な掲載結果が期待できないキーワードの特定に役立ちます。
推定クリック率はあくまでも予測であり、アカウントの [クリック率] 列に表示される実際のクリック率とは異なります。[クリック率] 列とは異なり、このステータスでは、お客様ご自身と他の広告主様の両方のアカウントにおけるキーワードの掲載結果が考慮されます。また、このステータスは掲載順位の他に、広告表示オプションなど広告の注目度や表示回数に関連する要因の影響を排除した数値になっています。
Google広告では、品質に関するさまざまな指標を考慮したうえで品質スコアを決定しています。このため、キーワードの品質スコアが高いにもかかわらず推定クリック率が低いという現象や、その逆の現象が起こることがあります。全体の品質スコアが高くても、個々の指標を確認すれば、改善の余地が見つかる場合もあります。
一時停止されているキーワードについては、前回有効だった時点でのスコアが保持されます。そのため、こうしたスコアを長期にわたって確認しても効果はありません。品質スコアの下位指標を確認する際は、スコアが定期的に更新される有効なキーワードに注目することをおすすめします。

推定クリック率 – Google広告 ヘルプ

Ad relevance (54列目・BB):広告の関連性

広告文言と広告グループ内のキーワードとの関連性をみる指標のようです。

キーワードと広告の関連度を示すキーワードステータスです。

このステータスは、キーワードと広告内のメッセージがどの程度合致しているかを示します。具体的には、広告主様のキーワードを使用した検索で表示される広告が、ユーザーが探している内容と直接関係しているかどうかなどです。
表示されるステータスは、「平均より上(編注:Above average)」、「平均値(編注:Average)」、「平均より下(編注:Below average)」のいずれかです。
ステータスが「平均値」または「平均より上」である場合、Google広告のその他すべてのキーワードと比較して、該当するキーワードの広告の関連性に大きな問題はありません。
ステータスが「平均より下」の場合は、広告またはキーワードが具体性に欠けるか、広告グループの網羅するトピックが多すぎる可能性があります。広告と密接に関連するキーワードを少数に限定し、テーマを絞り込んだ広告グループを作成します。

このステータスを使用することで、広告主様の広告が高い成果をあげるために関連度が十分に高くないキーワードを特定することができます。
Google広告では、品質に関するさまざまな指標を考慮したうえで品質スコアを決定しています。このため、キーワードの品質スコアが高いにもかかわらず広告の関連性が低いという現象やその逆の現象が起こることがあります。品質スコアが高くても、個々の指標には改善の余地が残っている場合もあります。

キーワードの広告の関連性を確認するには、[キャンペーン] ページの [キーワード] タブで、キーワードの横にあるバルーンアイコンにカーソルを合わせます。
一時停止されているキーワードについては、前回有効だった時点でのスコアが保持されます。そのため、これらのスコアを長期間にわたって確認しても効果的ではありません。品質スコアの下位指標を確認する際は、スコアが定期的に更新される有効なキーワードに注目することをおすすめします。

広告の関連性 – Google広告 ヘルプ

これらの指標から、「品質スコア」の低い、もしくは「ランディングページの利便性」(広告リンク先との関連性が低い)「推定クリック率」(キーワードと広告文言との関連性が薄い)「広告の関連性」(広告グループ内のキーワードや広告文言が散漫である)の指標が「平均より下」(Below average)のキーワード及び広告について見直しが必要であることがわかります。

入札金額関連の指標

他、入札金額についても指標があります。

First page bid(48列目・AV):First Page Bid の見積もり = 推定入札単価(1ページ目)

「First Page Bid の見積もり / 推定入札単価(1ページ目)」とは、検索結果の最初のページに広告を表示するために必要と考えられる入札単価のことを指します。

キーワードと完全に一致する語句が Google で検索された場合に、検索結果の 1 ページ目に広告を表示するために必要なクリック単価(CPC)の見積もり額です。入札単価がこの額より低くても広告は表示されますが、検索結果の最初のページに表示できる可能性は低くなります。
見積もりは、各キーワードの品質スコアと他の広告主との競合状況に基づいて算出されます。First Page Bid の見積もりが極端に高い場合、キーワードの品質スコアが低い可能性があるため、改善を検討しましょう。
キーワードの First Page Bid の見積もりは、[キーワード] タブの [First Page Bid の見積もり] 列で確認できます。
この見積もりは希望位置での掲載を保証するものではありません。見積もり額以上の入札単価を設定していても、検索結果の最初のページに広告が表示されないこともあります。

First Page Bid の見積もり = 推定入札単価(1ページ目) – Google広告 ヘルプ

Top of page bid(49列目・AW):ページ上部に表示される広告の推定入札単価 = 推定入札単価(ページ上部)

「ページ上部に表示される広告の推定入札単価 = 推定入札単価(ページ上部)」とは、検索結果の最初のページの上部に広告を掲載するために必要と考えられる入札単価の見積もり額を指します。

検索語句がキーワードと完全に一致した場合に、Google 検索結果の最初のページの上部に広告を掲載するために必要なクリック単価(CPC)の見積もりです。入札単価がこの額より低くても広告は表示されますが、検索結果の最初のページの上部に表示できる可能性は低くなります。
見積もりは、各キーワードの品質スコアと他の広告主との競合状況に基づいて算出されます。ページ上部に表示される広告の推定入札単価が極端に高い場合、キーワードの品質スコアが低い可能性があるため、改善を検討します。
キーワードのページ上部に表示される広告の推定入札単価は、[キーワード] ページの [推定入札単価(ページ上部)] 列で確認できます。
この推定入札単価は希望位置での掲載を保証するものではありません。推定額以上の入札単価を設定していても、検索結果の最初のページに広告が表示されないこともあります。

ページ上部に表示される広告の推定入札単価 = 推定入札単価(ページ上部) – Google広告 ヘルプ

First position bid (50行目・AX):First Position Bid の見積もり = 推定入札単価(ページ最上位)

検索結果の最初のページの最上位に広告を表示するために必要と考えられる入札単価です。

First Position Bid の見積もりとは、キーワードと完全に一致する検索語句が検索された場合に、検索結果の最初のページの最上位に広告を表示するために必要なクリック単価(CPC)の見積もり額です。入札単価がこの見積もりに達していなくても広告は表示されますが、検索結果の最初のページの最上位に表示される可能性は低くなります。
見積もりは、各キーワードの品質スコアと他の広告主との競合状況に基づいて算出されます。推定 First Position Bid が極めて高い場合は、キーワードの品質スコアが低い可能性があり、改善の余地があります。
推定 First Position Bid は、[キーワード] タブの表の [推定 First Position Bid] 列で確認できます。
この見積もりは掲載を保証するものではありません。推定 First Position Bid を満たしているにも関わらず、広告が最初のページの最上位に表示されない場合もあります。
場合により、推定 First Position Bid が現在の入札単価を上回っている場合でも、平均の広告掲載順位が 1 になることがあります。広告の平均掲載順位が 1 であれば、検索結果ページの下部にしか広告が表示されない場合でも、他の広告よりは上位に表示されます。推定 First Position Bid はそうした結果を目指すものではなく、検索結果ページの最上位に広告を表示するために必要な入札単価の見積もりを示します。

First Position Bid の見積もり = 推定入札単価(ページ最上位) – Google広告 ヘルプ

これらの指標から見えてくる改善点

これらの入札金額が低めで、かつ前述の「ランディングページの利便性」「推定クリック率」「広告の関連性」の評価が高い(平均、平均以上、Averae,Above average)=キーワード(広告グループ)及び広告文言、ランディングページとの親和性が高く効果が出ていると考えられるものが「品質スコア」も高く評価されるようです。

逆に品質スコアの低いものは「ランディングページの利便性」「推定クリック率」「広告の関連性」の評価が低い(平均、平均以上、Averae,Below average)部分を見極めて、キーワード(広告グループ)及び広告文言、ランディングページについて見直しを図る、もしくは取捨選択を図る必要があります。

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